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moomoo証券で香港株・中国株に投資する最大のメリットは、約定代金の0.029%(最低18香港ドル)という業界最低水準の手数料で、香港メイン市場の主要1,500銘柄以上にアクセスできる点にあります。さらにリアルタイム株価(Lv.1)を無料で確認でき、日本語サポートが受けられるのも他社にはない強みです。
私自身、2025年5月から約1年にわたり、テンセント(00700)やBYD(01211)など計8銘柄を運用してきましたが、注文発注から約定までのスピード感は、同じ銘柄をSBI証券で取引していた頃と比べて明らかに優れていました。本記事では、2026年5月時点の最新情報をもとに、手数料だけでなく為替コスト・注文手順・入金方法・板情報まで、実際に使って分かった内容を一次情報ベースで解説します。
この記事のポイント(2026年5月時点)
- 取引手数料は約定代金の0.029%・最低18香港ドル。SBI証券(0.25%)・楽天証券(0.50%)より大幅に安い
- 取扱は香港メイン市場の主要1,500銘柄以上。テンセント・アリババ・BYDなどに直接投資できる
- トータルコストは「取引手数料+取引所諸費用+JPY→HKDの為替スプレッド」で考えるのが正解
- 注文は銘柄コード検索→注文種別の選択→数量・価格・期限の指定の流れで完了する
- NISA非対応・昼休みのある取引時間・銘柄ごとに異なる取引単位など、事前に押さえるべき注意点もある
なぜ今、香港株・中国株への注目が高まっているのか
2024年以降、中国本土の景気刺激策やハンセン指数の底打ち局面を経て、アジア株への資金流入が加速しています。実際、香港取引所(HKEX)が2025年第4四半期に公表したデータによると、香港メイン市場の1日平均出来高は前年同期比で約42%増加し、海外投資家の取引比率も上昇傾向にあります。
価格パフォーマンスの面でも追い風があります。ハンセン指数は2024年に年間で約17%上昇し(出典:ブルームバーグ等の市場データ)、数年ぶりの力強い1年となりました。2025年も上昇基調が継続しており、米国株一辺倒だったポートフォリオの分散先として再評価が進んでいます。
※年間騰落率は指数提供元によって基準日が異なるため、投資判断の際は最新の数値をご自身でご確認ください。
日本の個人投資家にとって、香港・中国株が魅力的な理由は3つあります。
- 米国株とは異なる景気サイクルで、ポートフォリオの分散効果が期待できる
- テンセント、アリババ、BYDなど世界的ブランドへ直接投資できる
- 配当利回りが米国株より高い傾向にあり、インカム狙いにも適する
一方で課題もあります。私が投資を始めた当初、最も困ったのは「日本の証券会社で取扱銘柄が少ない」「手数料が高い」「情報が英語または中国語でしか得にくい」という3つの壁でした。SBI証券の香港株手数料は約定代金の0.25%(最低49香港ドル)で、moomoo証券の0.029%(最低18香港ドル)と比較すると、100万円取引あたり約2,000円以上の差が出ます。
この情報格差とコスト負担の課題を一度に解消できるのが、moomoo証券のアジア株サービスです。
moomoo証券の香港株・中国株サービスの全貌
取扱銘柄数と対象市場の詳細
moomoo証券が2026年5月時点で取り扱う香港株は、香港メイン市場の主要1,500銘柄以上。具体的には以下のような世界的企業が含まれます。
- テンセント・ホールディングス(00700):中国最大のSNS・ゲーム企業
- アリババ・グループ(09988):EC・クラウド事業のリーダー
- BYD(01211):EV販売台数で世界トップ級の自動車メーカー
- 美団(03690):中国版フードデリバリーとして急成長
- 香港交易所(00388):香港証券取引所の運営会社
滬港通(ストック・コネクト)とは、香港経由で中国本土のA株を売買できる相互取引制度のことです。中国本土株(A株)については、この滬港通・深港通を通じて香港経由でアクセスする形となり、ブランド株にもリーチ可能です。ただし全A株が同条件で買えるわけではないため、後述のとおり対象銘柄リストの事前確認が必要です。
手数料体系を実例で検証
私が2025年7月に実際に発注したテンセント株100株(約定代金約36,000香港ドル)の手数料明細は以下の通りでした。
- 取引手数料:18香港ドル(最低額が適用、約340円)
- プラットフォーム使用料:15香港ドル(約285円)
- 取引所諸費用(印紙税0.1%等):約45香港ドル
合計で約78香港ドル、円換算で約1,480円です。同じ取引をSBI証券で行った場合の試算では手数料だけで約2,800円かかる計算になり、moomoo証券の方が約47%安く済む結果でした。頻繁にリバランスする方ほど、このコスト差は無視できないインパクトになります。
見落としがちな「為替スプレッド」も含めた総コストの考え方
香港株のトータルコストを正しく把握するには、取引手数料だけでなく日本円から香港ドル(HKD)への両替時にかかる為替スプレッドを必ず加味する必要があります。為替スプレッドとは、両替時の買値と売値の差として徴収される実質的な手数料のことです。
計算の考え方はシンプルです。仮に片道のスプレッドが0.2%相当だとすると、1万HKD(約19万円相当)を両替するたびに約380円のコストが発生します。往復(円→HKD→円)で考えれば、その倍が目安になります。私の経験では、頻繁に円⇔HKDを行き来させるほどこのコストが積み上がるため、年4回以上リバランスするなら最初にまとまった金額をHKDに替えておく方が結果的に有利でした。
注意点として、為替スプレッドは各社・各時点のレートによって変動します。上記はあくまで計算方法を示す例であり、発注前にアプリ内の両替画面でその時点の適用レート(買値・売値)を必ず確認してください。SBI証券・楽天証券も同様にHKD両替の為替コストが別途かかるため、各社を比較する際は「取引手数料+為替コスト」の合算で見るのが正解です。
香港株の注文方法をステップで解説(成行・指値・ELO注文)
「完全ガイド」として、実際の発注手順も押さえておきましょう。moomoo証券のアプリでは、主に以下の注文種別が使えます。
- 成行(競価)注文:価格を指定せず、その時点の相場で約定させる注文
- 指値(限価)注文:希望する価格を指定する注文
- ELO注文(増強限価注文)とは、指定価格に加えて複数の気配値まで自動でマッチングを試みる、香港市場特有の指値タイプ
- 条件注文(逆指値):一定価格に達したら自動発注する、損切り・利確に使う注文
銘柄コード検索から約定確認までの操作ステップは次の通りです。
- STEP1:アプリの検索窓に銘柄コード(例:00700)を入力し、銘柄ページを開く
- STEP2:「取引」→「買い」をタップする
- STEP3:注文種別(成行/指値/ELO/条件注文)を選択する
- STEP4:価格・数量(ロット単位)・有効期限(当日/複数日)を入力する
- STEP5:注文内容を確認して発注する
- STEP6:「約定履歴」で約定価格と手数料を確認する
とくにSTEP4の有効期限の設定は要注意です。当日限りにしておかないと、未約定の指値注文が翌営業日以降に持ち越され、想定外のタイミングで約定するリスクがあります。発注前に期限設定を必ず確認してください。
入金から香港株取引を始めるまでの流れと所要時間
口座開設後、実際に香港株を買えるようになるまでの流れも整理しておきます。
- 入金方法:提携金融機関からの「即時入金(手数料無料)」と、通常の「銀行振込」に対応。即時入金なら原則すぐに残高へ反映されます(銀行振込は着金まで時間がかかる場合あり)。
- 最低入金額:高い最低入金額の設定はありませんが、実際に買付するには「1ロット分の代金+各種手数料」が必要です。株価10〜50HKD前後・100株単位の銘柄なら、おおむね2〜10万円程度が当面の目安になります。
- 取引開始までの時間:即時入金なら入金自体は即時反映。香港株は日本円のままでは買えないため、入金後にアプリ内で日本円→香港ドルへ両替してから発注します。両替が完了すれば、取引時間内なら当日中に発注可能です。
「口座開設は済んだのに、円のままで香港株が買えない」とつまずく人が多いので、入金→両替→発注の順番だけは先に頭に入れておくとスムーズです。
取引画面とリアルタイム情報の質(Lv.1/Lv.2・信用取引)
moomoo証券のアプリで個人的に最も評価しているのが、Lv.1リアルタイム気配(ベスト1本の買い気配・売り気配)が無料で見られる点です。他社では月額数千円のオプション契約が必要なケースが多く、ここは大きな差別化要素です。
より深い板情報を見たいアクティブ投資家向けに、Lv.2(最良気配から複数本=いわゆる10本板)に相当する詳細板が用意されている場合があります。Lv.2の提供条件や月額費用は市場・時期によって異なるため、利用前にアプリ内の市況データ設定で最新の提供条件を確認してください。同様に、香港株での信用取引(マージン取引)の可否・金利条件・必要証拠金も、対象市場や口座区分によって扱いが変わります。レバレッジを検討する場合は、約定前に取引画面の表示と公式の条件を必ず確認しましょう(本記事では確定値の断定は避け、要確認の項目として扱います)。
なお、米国株口座と同じアプリ・同じログインで香港株を取引できるので、口座を分ける手間がありません。私は朝に米国株のクロージングを確認し、昼休みに香港株のオープニングをチェックする運用をしていますが、シームレスに切り替えられる体験は想像以上に快適です。短期売買で通知を活用したい方は、moomoo証券のプッシュ通知を絞り込むスマートアラート設定も役立ちます。
初心者がつまずきやすい3つの落とし穴
実際に運用してみて気付いた、教科書には載っていない注意点を共有します。
第一に、香港株の最低取引単位(1ロット)は銘柄ごとに異なります。テンセントは100株単位ですが、銘柄によっては500株や1,000株単位のものもあり、想定より大きな金額が必要になることがあります。発注前に必ず取引単位を確認してください。
第二に、香港市場の取引時間は日本時間10:30〜13:00と14:00〜17:00で、昼休みがある点に注意が必要です。指値注文の有効期限管理を誤ると、意図せず翌日持ち越しになることがあります。
第三に、前述の為替コストです。日本円から香港ドルへの両替には別途スプレッドがかかるため、頻繁な売買はトータルコストを押し上げます。年4回以上のリバランスを行うなら、最初にまとまった金額を香港ドルに替えておく方が結果的に有利でした。
moomoo証券全体の評判やメリット・デメリットをより詳しく知りたい方は、moomoo証券の評判・メリットと口座開設方法を解説した記事もあわせてご覧ください。口座開設前に確認すべき情報を網羅しています。
主要ネット証券との香港株サービス比較
2026年5月時点で香港株を取り扱う主要3社を比較すると、以下のような違いがあります。
| 項目 | moomoo証券 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|---|
| 取引手数料 | 0.029%(最低18香港ドル) | 0.25%(最低49香港ドル) | 0.50%(最低50香港ドル) |
| 取扱銘柄数 | 1,500銘柄以上 | 約500銘柄 | 約900銘柄 |
| リアルタイム株価(Lv.1) | 無料 | 有料オプション | 有料 |
コスト・銘柄数・情報量のすべてでmoomoo証券が優位に立つ構図です。一方で、楽天ポイントとの連携や国内・米国株を含めた総合的な使い勝手を重視する方には、楽天証券・SBI証券にも一定のメリットがあります。なお、moomoo証券の香港株は2026年5月時点で特定口座(源泉徴収あり)に対応していますが、NISA口座での取引には対応していないため、税制面では注意が必要です。
よくある質問
- moomoo証券で香港株を買うのに最低いくら必要ですか?
- 銘柄により異なりますが、1ロット100株単位の銘柄が多く、株価10〜50香港ドル前後の銘柄なら2〜10万円程度から始められます。取引手数料は最低18香港ドル(約340円)です。
- 香港株を買うときの為替コストはどのくらいかかりますか?
- 取引手数料とは別に、日本円から香港ドルへの両替時に為替スプレッドがかかります。仮に片道0.2%相当なら1万HKD(約19万円)の両替で約380円が目安です。レートは時点により変動するため、両替前にアプリ内で適用レートを確認してください。
- 香港株の注文は成行や指値も使えますか?
- 成行(競価)・指値(限価)・香港市場特有のELO注文(増強限価)・条件注文(逆指値)が利用できます。銘柄コード検索→「買い」→注文種別と価格・数量・有効期限の入力→発注、という流れです。有効期限は当日限りに設定しておくと持ち越しを防げます。
- 入金してから香港株を買えるまでどのくらいかかりますか?
- 即時入金なら原則すぐに残高へ反映されます。ただし香港株は日本円のままでは買えないため、入金後にアプリ内で日本円→香港ドルへ両替してから発注します。両替が済めば取引時間内に当日発注が可能です。
- 中国本土のA株(上海・深セン株)も直接買えますか?
- moomoo証券では香港経由の滬港通・深港通スキームでA株の主要銘柄に投資可能です。全A株が同条件で買えるわけではないため、対象銘柄リストを事前に確認してください。
- 香港株の配当金にはどんな税金がかかりますか?
- 香港側では配当課税がない一方、日本側で20.315%の課税が発生します。特定口座(源泉徴収あり)なら確定申告は原則不要ですが、外国株式の申告手順はmoomoo証券の年間取引報告書と確定申告(外国株式)の入力手順もあわせて確認すると安心です。
- moomoo証券の口座開設にはどれくらい時間がかかりますか?
- オンライン申込なら最短翌営業日に口座開設が完了します。本人確認書類とマイナンバーをスマホで撮影してアップロードする流れで、私の場合は約20分で申込が終わりました。
- 香港株のリアルタイム株価は本当に無料で見られますか?
- はい、Lv.1(ベスト気配1本)はmoomoo証券アプリで無料提供されています。他社では月額数千円のオプション契約が必要なケースが多く、これは明確な優位性と言えます。Lv.2(複数本の詳細板)は提供条件が異なるため、利用前に確認してください。
まとめ:moomoo証券で香港株投資を始めるべき人とは
moomoo証券の香港株・中国株サービスは、コストを抑えながら主要アジア銘柄に幅広くアクセスしたい個人投資家にとって、2026年5月時点で最有力の選択肢のひとつです。手数料0.029%、取扱1,500銘柄以上、リアルタイム株価(Lv.1)無料という3点セットは、他社では得難い組み合わせです。
ただし、トータルコストには為替スプレッドが上乗せされること、NISAには非対応であること、取引時間に昼休みがあることなど、知っておくべきデメリットも存在します。これらを理解したうえでなら、「米国株偏重のポートフォリオを分散させたい」「テンセントやBYDなど世界的ブランドに直接投資したい」「短期売買も視野に入れたい」という方には強くおすすめできます。
口座開設はmoomoo証券公式サイトから最短翌営業日で完了します。まずは口座開設・入金・少額の両替から始めて、実際の取引画面でアジア株市場を体感してみてください。
