1つに依存することの怖さに気づく
1人のお客様に依存しないこと。
1つの会社・取引先に依存しないこと。
1つの会社からの大きな売上は短期的には安心感をもたらしてくれるけど、長期的には危険なこと。
1ヶ月の売上で、
A社から90%の売上、
残り10%の売上をB〜E社の4社から少しずつ、
というケースの場合。
A社が大きな売上を占めているので、1社にマンパワーを集中することができたり、継続的に売上が期待できたり、長期的な取引であれば効率よく仕事が進められる、など様々なメリットがあります。
しかし、何らかの事情、トラブルなどで、A社との契約が終了してA社からの売上がなくなってしまったら・・・
売上は一気に90%減。。
90%の割合は極端な例かもしれませんが、
毎月の売上の30%は昔からの取引先から、なんて例はよくありがちです。
卵は1つのカゴに盛るな
投資の格言に分散投資をすべしという教えがありますが、
仕事においても同じです。
取引先を集中するな、分散せよ。
10社からそれぞれ10%ずつの売上をあげている形のほうが、どこか1社と取引が終了したとしても、10%をまた補填するように新たな取引先を見つければ済みます。
大きな売上の取引先を探すことは一般的に難しく、困難であることを考えれば、
「卵を1つのカゴに盛るな」を実践して、売上のルートをたくさん持っていた方が長期的に考えるとリスクヘッジになります。
会社員も同じ。1つの会社で働くことに依存していないか?
お客様、取引先を例に出しましたが、
会社員も同じです。
現在、勤務している会社に依存していませんか?
今月末、働いている会社が倒産しても、来月からあなたの仕事は大丈夫ですか?
今働いている会社に依存していない人は、他の会社でも通用するスキルや技術を磨いていたり、会社以外で副業をしていたり、仕事になるようなスキルや技術を磨いていたりします。
「そんな起きるかわからないことを心配してもしょうがないんじゃない?」
という意見もあると思いますが、
今進んでいる道以外にも、道があると知っていることは、安心感につながり、不安がやわらぎ、今進んでいる道にチャレンジを恐れず勇敢に進むことができます。
今働いている会社以外にも、転職して働ける会社があったり、いざとなったら副業に力を入れれば困らない、など、自分なりのセーフティーネットがあれば、今の環境が急に悪化しても大丈夫、という気持ちで、今働いている会社に対しても積極的にチャレンジしたり、大胆な提案や行動が可能になります。
今進んでいる道以外に、他にも道を探すこと、見つけておくことは、
一見保守的で遠回りのようにも思えますが、恐る恐る今の道を進む必要がなくなるので、実は近道だったりします。
1つに依存しすぎないこと。
1つに依存しすぎて、思考停止になっていないか。
「卵を1つのカゴに盛るな」
金銭的な投資だけでなく、時間の投資、マンパワーの投資、など、どの投資にも当てはまる、常に忘れずに心がけたい言葉ですね。