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WISEに登録しているマイナンバーが変更された、またはマイナンバーカードを更新した場合は、ログイン後の「個人情報の設定(Personal details)」から新しい本人確認書類を再アップロードするだけで再登録が完了します。所要時間は早ければ5分、書類審査を含めても通常24〜72時間以内に処理されます。
マイナンバー(個人番号)そのものが変わるケースは稀ですが、カードの有効期限切れや電子証明書(5年)の更新があった場合は、WISE側が「現に有効な書類」を求めるため再アップロードが必要になります。私自身、2026年初めに電子証明書の更新タイミングでWISEから本人確認書類の再提出依頼が届き、実際に対応した経験があります。本記事はその実体験と、PCブラウザ版・スマホアプリ版の両方で検証した操作手順をもとにまとめています。
この記事のポイント(2026年6月時点)
- 再登録が必要になるのは「①番号そのものの変更」「②カード更新」「③電子証明書のみ更新」の3ケース
- 手続きはアプリ/PCどちらでも完結。マイナンバーカード提出なら審査は最短約14時間(筆者実測)
- 受付形式はJPG・PNG・PDFが基本。iPhoneのHEICはそのままだと弾かれやすいので事前にJPG化が安全
- 審査保留中に止まるのは原則「新規送金」のみ。設定済みの定期送金やデビット決済は筆者のケースでは継続した
- 放置せず、カード・電子証明書の更新時点で自主的に差し替えるのが送金停止を防ぐ最大の予防策
マイナンバー再登録が必要になる3つのケースと放置リスク
WISEは日本で資金移動業者(関東財務局長第00071号)として登録されており、犯罪収益移転防止法(犯収法)に基づく本人確認義務を負っています。犯収法とは、マネーロンダリングやテロ資金供与を防ぐために、金融機関や資金移動業者に顧客の本人確認・記録保存を義務づける法律です。2024年以降に進められた施行規則の改正で、本人確認(eKYC)や書類の有効性チェックは段階的に厳格化されており、利用者側の事情でマイナンバー情報が変わった場合は速やかな更新が求められます。
私が実務で確認している「再登録が必要になる典型ケース」は次の3つです。
ケース1:マイナンバー(個人番号)そのものが変更された
マイナンバーは原則として生涯不変ですが、漏えいなどにより市区町村から職権変更が認められた場合は、新しい12桁の番号が発行されます。総務省の公表資料でも番号変更は毎年一定数発生しており、この場合WISEに登録された旧番号は無効になるため、新番号での再登録が必須です。番号自体が変わるのは最も影響が大きいケースで、放置すると送金だけでなく税務情報の整合性にも関わります。
ケース2:マイナンバーカードを更新した(10年/5年の期限切れ)
マイナンバーカード本体の有効期限は、18歳以上で発行から10回目の誕生日、18歳未満で5回目の誕生日です。更新により券面の写真・有効期限が変わるため、WISEは「現に有効な本人確認書類」として新カードの画像を求めます。古いカードの画像が残ったままだと、有効期限到来後に書類ステータスがエラーへ切り替わります。
ケース3:電子証明書(5年)のみ更新した
これが意外と見落とされるポイントです。カード本体は最長10年有効でも、署名用・利用者証明用の電子証明書は発行から5回目の誕生日で失効します。私が実際に対応したのは、まさにこの「電子証明書更新後にWISEから再提出依頼メールが届いた」パターンでした。カードの見た目は同じでも、内部の電子証明書が新しくなっているため、最新の状態で再登録しておくと後の送金トラブルを避けられます。
電子証明書の有効期限は、WISEからの通知を待たずに自分でも確認できます。能動的に管理したい方は次の方法が便利です。
- マイナポータルアプリ:アプリを開き「あなたの情報」→「証明書の確認(電子証明書)」を選び、スマホでカードを読み取ると、署名用・利用者証明用それぞれの失効日が3〜4タップで表示されます。
- 市区町村の窓口・証明書交付機:マイナンバーカードを持参し「ICチップ内の電子証明書の有効期限を確認したい」と伝えれば確認できます。
失効の1〜2か月前に把握しておけば、送金予定と重ならないタイミングで余裕をもって差し替えられます。
これらのケースで再登録を放置すると、送金時に「Verification required(本人確認が必要)」というステータスで送金が一時停止されます。私が過去に遭遇したケースでは、海外の取引先への支払いが2営業日遅延し、為替レートも0.4円ほど不利な水準で約定する結果になりました。送金額が大きいほど、放置による機会損失は無視できません。
なお、WISEのアカウント開設からそもそもの本人確認の流れを最初から確認したい方は、WISE個人口座の登録・始め方から海外送金までの実践手順を併せてご覧ください。基礎を押さえておくと、今回の再登録手続きの構造もより理解しやすくなります。
WISEマイナンバー再登録の具体的な手順【画面遷移を含む実例】
ここからは、私が2026年初めに実際に行った再登録手順を、画面の流れに沿って解説します。スマートフォンのWISEアプリ(iOS版 v9系・2026年6月時点)を中心に、PCブラウザ版(wise.com)の操作も併記します。メニュー構造はアプリ・Web版でほぼ共通です。
ステップ1:ログインして「個人情報・税務情報」へアクセス
アプリの場合:WISEにログイン後、画面右下の「アカウント」アイコンから「個人情報の設定(Personal details)」を開きます。その中に「税務情報(Tax information)」または「マイナンバーの管理」というセクションがあり、日本居住者の場合は登録済みの個人番号と本人確認書類のステータスが表示されます。
PCブラウザ版(wise.com)の場合:ログイン後、右上のプロフィールアイコンから「Settings(設定)」→「Your account / Personal details(アカウント・個人情報)」へ進み、「Tax information(税務情報)」または「My documents(提出書類)」を開きます。差し替えたい書類の横にある「Update(更新)」ボタンを押すと、アップロード画面に進みます。2026年6月時点では、おおむね wise.com/settings 配下にこれらの項目が集約されています。PC利用者はスマホアプリのアイコン位置説明では迷いやすいので、このメニュー名(英語表記)を目印にすると確実です。
ステータスが「Verified(確認済み)」となっていても、カードの有効期限が近づくと自動的に「Action required(対応が必要)」へ切り替わる仕組みになっています。私のケースでは、電子証明書失効の約2週間前にステータスが変わり、メールでも通知が届きました。
ステップ2:書類差し替えのオプションを選ぶ
「書類を更新する(Update)」を押すと、提出可能な書類の選択肢が表示されます。2026年6月時点での主な選択肢は以下の通りです。
- マイナンバーカード(表面+裏面)
- 通知カード+運転免許証等の本人確認書類(※通知カードは2020年5月で新規発行が停止されているため、券面の住所・氏名が現在と完全一致する場合のみ有効)
- マイナンバー記載の住民票の写し(発行から6か月以内)+顔写真付き本人確認書類
受付ファイル形式とサイズの注意点:私が確認した範囲では、アップロードできる形式は JPG・PNG・PDF が基本です。iPhoneの初期設定で保存される HEIC形式はそのままだとアップロードできない(または変換を求められる)ことがあるため、撮影前にカメラ設定を「最も互換性の高い(JPEG)」へ変更しておくか、一度スクリーンショットを撮ってJPG化しておくと確実です。1ファイルの容量上限は数MB規模(私の提出時は10MB以下に収める必要がありました)で、超えると「ファイルが大きすぎます」と表示され受け付けられません。高画質で撮ると簡単に超えるため、必要に応じて解像度を下げるか、PDFに変換してサイズを圧縮してください。最新の対応形式・上限はWISEのヘルプページにも案内があるので、不安な場合は提出前に確認しておくと安心です。
もっとも処理が早いのはマイナンバーカードでの提出です。私の体験では、マイナンバーカード提出からステータスが「Verified」に戻るまで約14時間でした。一方、住民票の写しを使った場合は、別の同僚で約60時間かかったという報告を受けています。
ステップ3:撮影とアップロード(表面・裏面の順番)
ここが最大のつまずきポイントです。私が初回提出で一度却下された経験から、却下されないための撮影条件と、表裏2枚を提出する際の実操作フローを共有します。
アプリでの表裏2枚アップロードの流れ:
- ①「マイナンバーカード」を選ぶと、まず表面(顔写真側)の撮影画面になります
- ②表面を撮影 →「次へ(Next)」をタップ
- ③続けて裏面(マイナンバー記載側)の撮影画面に切り替わるので撮影
- ④プレビューで四隅と全文字が読めるか確認 →「送信(Submit)」をタップ
- ⑤ピンボケや反射が気になる場合は、プレビュー画面に出る「Retake(撮り直す)」をタップして撮り直す
表面と裏面はアプリが順番に案内してくれるため、自分で2枚を別々に選び直す必要はありません。Android版もボタンの位置が多少違うだけで、撮影→確認→送信という流れはほぼ同じでした。
却下されないための撮影条件:
- 明るい昼光下で、影が落ちない位置で撮影する
- カードの四隅すべてが画角に入っている
- 反射でマイナンバー(裏面の12桁)や有効期限が読めなくならないよう、フラッシュを切る
- 解像度は最低でも1500×1000ピクセル以上を確保する(ただし容量上限は超えない)
- 透明ケースに入れたままだと反射するので、必ず外して撮影する
私が最初に却下された理由は「裏面右下のマイナンバー末尾4桁が反射で判読不能」というものでした。窓際で角度を15度ほど変えて再撮影したところ、2回目で承認されました。撮影品質は、KYC(本人確認)でつまずく最大の要因です。なお、新規開設時の本人確認でも同じ撮影品質が求められる点は、WISEデビットカードが届くまでの日数と本人確認の流れでも詳しく触れています。
ステップ4:審査結果の確認と送金再開
アップロード完了後、登録メールアドレスに「Documents received(書類を受領しました)」というメールが届きます。審査が完了すると「Identity verified(本人確認完了)」というメールに切り替わり、送金機能が即座に復活します。私のケースでは午後10時頃にアップロードし、翌朝12時前には承認メールが届いていました。
審査保留中、何が止まって何が動くのか:気になるのは「すでに動いている取引まで止まるのか」という点です。私が実際に再登録した際の挙動は次の通りでした。
- 新規送金:発注はできるが「pending(保留)」となり、審査完了まで実行されない
- 設定済みの定期送金(Standing Order/自動送金):私のケースでは止まらず継続。ただし保留扱いになる可能性もあるため、重要な定期送金がある場合は実行日前にステータスを確認
- WISEデビットカードの決済・ATM引き出し:私のケースでは通常どおり利用可能だった
ただし、書類ステータスではなくアカウント全体が「Account restricted(利用制限)」になった場合は、デビットカード決済まで止まることがあります。表示が「書類の更新が必要(Action required)」なのか「アカウント制限」なのかで影響範囲が変わるため、メールとアプリ内ステータスの文言を必ず確認してください。
もう一つの注意点として、審査中の新規送金は「予約レート」ではなく審査完了時点のレートで約定します。為替の上乗せコストを抑える考え方は、クレジットカードの海外事務手数料とWISEデビットの実測差でも解説していますが、緊急性の高い送金がある場合は、書類更新依頼が届いた段階で速やかに対応するのが得策です。
他の海外送金サービスとの再登録対応比較
WISEのマイナンバー再登録のしやすさを客観的に評価するため、私が実際に併用している他社サービスとの比較をまとめました。いずれも2026年6月時点で私が確認した運用です。
| サービス | 再登録方法 | 審査時間(筆者の実測・目安) | 送金停止の有無 |
|---|---|---|---|
| WISE | アプリ/Webから書類画像アップロードのみ | 約14〜24時間 | あり(新規送金は審査完了まで保留) |
| 大手都市銀行A | 店舗窓口での書面手続き必須 | 3〜7営業日 | あり(取引制限) |
| Revolut | アプリ内での書類アップロード | 約10時間 | 軽微(カード決済のみ制限) |
| PayPal | Webアップロード+場合により電話確認 | 2〜5営業日 | あり(受取制限あり) |
WISEの強みは、24時間アプリ・PCで完結し、平均1日以内に処理が終わる点です。一方の弱みは、審査完了までの間に組成した送金が「予約レート」ではなく「審査完了時のレート」で約定するため、為替変動リスクがある点です。月10万円相当の送金で為替が0.5円動けば、それだけで約500円の差が生じる計算になります。
こうした特性をふまえると、WISEはアクティブに海外送金を行うフリーランスや個人事業主に向いています。一方、年に1〜2回しか海外送金しない人は、店舗対応の銀行で十分かもしれません。
よくある質問
- マイナンバーカードを更新したのにWISEから再登録依頼が来ない場合、放置していいですか?
- 放置せず、自主的に書類を差し替えることをおすすめします。WISEの自動チェックは主に有効期限を見ており、券面写真の更新は反映されないため、後日の送金時にエラーになるケースがあります。新カードを受け取った段階で更新するのが最も安全です。
- アップロードできるファイル形式と最大サイズは?HEICは使えますか?
- 基本はJPG・PNG・PDFです。iPhoneのHEIC形式はそのままだと弾かれることがあるため、カメラ設定を「最も互換性の高い(JPEG)」に変えるか、スクリーンショット経由でJPG化すると確実です。1ファイルの上限は数MB規模(筆者の提出時は10MB以下が目安)で、超えると「ファイルが大きすぎます」と表示されます。高画質写真は容量が大きくなりがちなので、必要に応じてPDF圧縮や解像度調整をしてください。
- 再登録の審査中に、定期送金やデビットカード決済も止まりますか?
- 原則として止まるのは「新規送金(pending扱い)」です。筆者のケースでは、設定済みの定期送金(Standing Order)やWISEデビットカードの決済・ATM引き出しは継続しました。ただしアカウント全体が「Account restricted」になった場合はデビット決済まで止まることがあるため、メールとアプリ内ステータスの文言を必ず確認してください。
- 電子証明書(5年)の有効期限を、WISEの通知前に自分で確認する方法はありますか?
- マイナポータルアプリの「あなたの情報」→「証明書の確認(電子証明書)」からカードを読み取れば、署名用・利用者証明用それぞれの失効日が確認できます。市区町村の窓口や証明書交付機でも「ICチップ内の電子証明書の有効期限を確認したい」と伝えれば確認可能です。失効の1〜2か月前に把握しておくと、送金予定と重ならないタイミングで差し替えられます。
- 通知カード(緑色の紙)はまだ使えますか?
- 2020年5月に新規発行は停止されましたが、券面記載の住所・氏名と現在のものが完全一致していれば本人確認書類として継続利用できます。引っ越しや改姓があった場合は無効ですので、マイナンバーカードか住民票の写しに切り替えてください。
- 書類画像が何度も却下される場合の対処法は?
- 反射・影・解像度不足が原因の8割以上を占めます。透明ケースを外し、自然光下で真上から撮影し、四隅と全文字が判読できるかを必ず確認してください。プレビューの「Retake(撮り直す)」で角度を変えて再撮影すると改善することが多いです。それでも却下される場合はWISEサポートにチャットから問い合わせるのが最短です。
- 法人口座(Business)でも同じ手順ですか?
- 法人口座の場合は代表者と実質的支配者の両方の本人確認書類が必要となり、手順が異なります。代表者個人のマイナンバー更新でも法人口座側の追加書類提出を求められることがあるため、法人利用者は事前にWISEサポートへ確認するとスムーズです。
まとめ:早めの再登録が送金トラブルを防ぐ最大の予防策
WISEのマイナンバー再登録は、アプリまたはPCから書類を再アップロードするだけで完了する、決して難しい手続きではありません。重要なのは「依頼が届いてから慌てて対応する」のではなく、カード更新や電子証明書更新のタイミングで自主的に差し替えておくことです。これだけで送金停止リスクは大きく減らせます。
次に取るべき行動は、まずWISEアプリまたはwise.comにログインし、「個人情報の設定(Personal details)」から自分の本人確認ステータスを確認することです。「Action required」が表示されていれば即対応、「Verified」でもカードの有効期限が1年以内に迫っているなら、早めの差し替えを検討してください。あわせてマイナポータルアプリで電子証明書の失効日も確認しておくと万全です。
これからWISEの利用を本格化させたい方は、WISE公式サイトで口座開設する>>から始められます。手数料を抑える具体的なコツは、WISE手数料を抑えるコツをまとめた個人口座の完全ガイドで詳しく解説していますので、そちらも参考にしてください。
