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タイニーハウス、コンテナ、プレハブ小屋よりも圧倒的に安い!42万円の費用とわずか1日で家が建てられる3Dプリンターが登場!

以前、低コストで建てれる「モバイルハウス」「タイニーハウス」などの小屋特集の記事を書いて以来、低コストの住宅ニュースをウォッチしているのですが、びっくりニュースが飛び込んできました。

 

2018年3月12日にアメリカのテキサス州オースティンで、3Dプリンターによって建てられた住宅のニュースが話題に!

 

話題になった理由は、

・約60平方メートルの家を建てる費用は約4,000ドル(約42万円)!

・3Dプリンターを使って家を建てるのに必要な時間が、12時間〜24時間!

・安全な住宅環境を提供する品質!

 

非常に低コスト&短期間で、安全に住むには十分なクオリティの家が建つことに驚きです。

 

このテキサス州オースティンの3Dプリンターの家は、発展途上国を支援するサンフランシスコの非営利団体「New Story」と、アメリカのスタートアップ企業「ICON」が、発展途上国のために作成している3Dプリンターのプロトタイプを使用して建設されました。

42万円の費用で24時間以内に建てた家

2018年3月にテキサス州オースティンで建てられた3Dプリンター製の家の動画と画像(NewStoryとICONのInstagram)をご覧ください。

ICONさん(@icon3dtech)がシェアした投稿

 

セメント製とのことなので頑丈で安全、見た目も価格を考えれば悪くありません。

リビング、ベットルーム、トイレなど生活に必要な環境は揃っています。屋根だけ3Dプリンターではない模様。

 

3Dホームプリンター「Vulcan」

ICON社が開発した3Dホームプリンター「Vulcan」は、低コスト、かつ、短時間で安全な住宅を建築可能です。

発展途上国での使用を想定しているので、悪天候や屋外での使用、停電耐性、輸送インフラが整っていない国でも持ち運びが可能、と住宅の建設には悪環境の発展途上国でも使用できる3Dプリンターです。

3Dプリンターで家を建てるのに必要な人員はわずか2〜4人。

 

将来的には、3Dホームプリンター「Vulcan」を10万ドル未満(約1050万円未満)の低コストでプリンターを利用できるようにすることを目指しています。また、1個の3Dプリンターで生産できる家は1,000軒と推定されています。

 

世界中の都市部で安全な住宅に住めていない12億人の解決策となるか?

世界資源研究所(WRI)(世界資源研究所は、天然資源や環境を損なわずに人間の要求を満たし経済成長を達成するよう活動する政策センター)の2017年7月に発表したリリースによると、世界中の都市部に生活する12億人の人々が安全な住宅に住むことができず、スラムや不十分な住宅に住んでいます

この住宅問題は、アジアとアフリカの人口増加によって、さらに深刻化される見込み。低コストで短期間に安全な家を供給する必要性があります。

 

1軒につき3日6000ドルかかってた建築費用が1日4000ドルに

New Storyはこれまでに、ハイチ、エルサルバドルなどの被災地や発展途上国で、低コストの住宅を迅速に建設するために活動してきました。

例えば、現地の伝統的な方法を用いたコンクリートの壁やシンプルなデザインの家を、New Storyは8ヶ月間かけて100軒の家を建設し、それぞれ約6,000ドル(約63万円)の費用がかかっていました。8ヶ月を約240日換算すると、1軒につき2〜3日かかる計算。

今回開発したICON社の3Dプリンターであれば、1日に1軒の家を4,000ドル(約42万円)のコストで建設することができます。

 

2018年後半には、エルサルバドルに3Dプリンターを持って行き、家の建設を開始。2019年には、エルサルバドルに100軒の家を建設する計画とのこと。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

近年の3Dプリンターの登場によって、以前から安価に家を3Dプリンターで建てるアイデアはありましたが、いよいよ現実的になってきました。

世界中の被災地や発展途上国で、安全な生活ができる3Dプリンターの住宅が普及される未来に期待しています。

 

以上、「タイニーハウス、コンテナ、プレハブ小屋よりも圧倒的に安い!42万円の費用とわずか1日で家が建てられる3Dプリンターが登場!」でした。

それではまた!

 

参照元: THE VERGE , laughingsquid , wired , fastcompany