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Google MeetのAI議事録がさらに便利に!自動生成メモのカスタマイズ機能と新しい「決定事項」セクションが登場

この記事は、https://workspaceupdates.googleblog.com/ にて2026年4月30日に公開された記事をもとに作成しています。

はじめに

オンライン会議が日常のビジネスシーンに定着して久しい現代。
会議のたびに議事録を作成し、参加者に共有する作業は、多くのビジネスパーソンにとって悩みの種ではないでしょうか。
Google Workspaceは、そんな議事録作成の負担をAIの力で軽減するため、Google Meetに「Take notes for me(代わりにメモを取る)」という画期的な機能を実装してきました。
そして今回、この自動生成される会議メモを、ユーザーの好みに合わせてさらに細かくカスタマイズできるアップデートが発表されました。
新しいカスタマイズオプションや、会議の成果を明確にする「決定事項」セクションの改善により、AIが作成する議事録はより実用的で読みやすいものへと進化します。
本記事では、このGoogle Meetの最新アップデートが私たちのオンライン会議をどう変えるのか、日本のGoogle Workspaceユーザーの皆様に向けて分かりやすく解説いたします。

1. Google MeetのAIメモ機能がより「自分好み」に進化

Google Meetの「Take notes for me(代わりにメモを取る)」機能は、会議中の発言や議論の流れをAIが自動で聞き取り、議事録としてGoogleドキュメントに書き出してくれる非常に強力なツールです。これにより、参加者は「メモを取る」という作業から解放され、目の前の議論やブレインストーミングに100%集中できるようになりました。

最近のアップデートでも、メモの詳細レベル(どれくらい細かく記録するか)を設定できるオプションが追加されるなど、機能の改善が続けられてきました。
そして今回のアップデートでは、ユーザーにさらなる「コントロール権限」が与えられます。AIが生成するメモの中に「どのセクション(項目)を含めるか」を、会議ごとにユーザー自身が正確に選べるようになったのです。

これにより、「無駄な情報が多すぎて読みづらい」「必要な項目だけを抽出したい」といったこれまでの課題が解決され、会議終了後すぐに、そのまま関係者に共有できるクオリティの議事録を生成することが可能になります。

2. 注目すべき3つの主要なアップデート内容

今回のアップデートでは、AI生成メモの使い勝手を劇的に向上させる3つの新しい機能・改善が含まれています。

① メモのセクションを自由にカスタマイズ(Customizable notes sections)

会議中、Google Meetのメニュー画面から、AIが作成するメモに含めるセクションを個別にオン(有効)またはオフ(無効)に切り替えることができるようになりました。切り替え可能なセクションは以下の通りです。

  • Summary(要約):会議全体の概要
  • Decisions(決定事項):会議で決まったこと
  • Next steps(次のステップ):誰が、次に何をするかのアクションアイテム
  • Details(詳細):詳しい議論の内容

例えば、「今日は詳細なやり取りは不要で、決まったことと次のアクションだけを端的に記録したい」という場合は、SummaryとDetailsをオフにしておくことができます。
なお、この設定の変更は「現在進行中の会議(現在の通話)」にのみ適用されます。今後の会議のデフォルト設定に影響を与えることはないため、その時々の会議の性質に合わせて気軽に変更することが可能です。

② ステータスまで追跡する新しい「決定事項(Decisions)」セクション

会議の最大の目的は「何かを決めること」ですが、これまでのAI議事録では、議論の結果が曖昧なまま記録されてしまうことがありました。
新しくなった「Decisions」セクションでは、会議の成果(アウトカム)を明確に捉え、さらにその「ステータス(状況)」までを自動で分類して追跡・記録してくれます。

AIは議論の内容から、決定事項のステータスを以下の4つに分類します。

  • Aligned(合意済み): 参加者全員の意見が一致し、決定した事項
  • Needs further discussion(さらに議論が必要): 結論が出ず、次回以降に持ち越しとなった事項
  • Disagreed(合意に至らず): 意見が対立し、合意できなかった事項
  • Shelved(保留): 一旦議論を棚上げし、保留となった事項

これにより、議事録を後から見返した際、「あの件は結局どうなったんだっけ?」と迷うことがなくなります。※なお、この新しい決定事項セクションは、初期段階では英語でのみ提供されます。今後の多言語対応にご期待ください。

③ より簡潔に、拾い読みしやすくなった「要約(Summary)」

「Summary(要約)」セクションのアルゴリズムも改善されました。これまで以上に簡潔で、パッと見ただけで内容が頭に入ってくる(スキャナブルな)文章構造へと最適化されています。長時間の会議であっても、後から議事録を開いた人が、数秒で会議の重要なポイントに追いつくことができるようになります。

3. 業務効率化のメリット:会議後の手直しを最小限に

これら3つの改善が組み合わさることで、日本のGoogle Workspaceユーザーには大きなメリットがもたらされます。

これまで、AIが自動生成した議事録であっても、フォーマットを整えたり、不要な雑談部分を削除したり、決定事項を強調したりするために、会議後に人間が手作業で再フォーマット(編集)を行う時間が少なからず発生していました。
しかし、あらかじめ必要なセクションだけを指定し、ステータスが整理された簡潔な要約が出力されるようになれば、「AIの出力結果をそのままチームに共有する」ことが現実的になります。

「会議が終わった瞬間に、完璧な議事録が完成している」という体験は、組織全体のタイムパフォーマンス(タイパ)を飛躍的に向上させるでしょう。

4. 利用を開始するための事前設定と使い方

本機能を利用するための設定や操作方法は非常にシンプルです。

システム管理者の皆様へ

このカスタマイズ機能を利用するための、特有の管理者向けコントロール(オン・オフの設定項目)は追加されません。組織内で「Take notes for me(代わりにメモを取る)」機能へのアクセスが許可されているすべてのユーザーに対して、自動的にこの新機能が提供されます。

エンドユーザーの皆様へ

新機能を試すには、Google Meetでの会議中に「Take notes for me」をオン(有効)にします。その後、メニュー内から、メモに含めたいセクション(要約、決定事項、次のステップ、詳細)のオン・オフを切り替えてみてください。
特に、新しくなった要約と決定事項のセクションがどのように出力されるか、実際の会議でぜひ体験してみてください。詳しい操作方法については、Googleのヘルプセンターにも記載されています。

5. 展開スケジュールと対象エディション

本機能は、以下のスケジュールと対象プランに沿って提供されます。

ロールアウト(展開)のペース

即時リリース(Rapid Release)および計画的リリース(Scheduled Release)のすべてのドメインにおいて、2026年4月30日より段階的に展開が開始されます。機能が皆様の画面に完全に表示されるようになるまでには、展開開始から最大で15日程度かかる場合があります。

利用可能なエディション

この機能は、以下のGoogle Workspaceエディション(およびコンシューマー向けAIプラン)をご利用の皆様に提供されます。

  • Business プラン: Business Standard, Business Plus
  • Enterprise プラン: Enterprise Standard, Enterprise Plus
  • その他のエディション: Frontline Plus
  • 教育機関向けアドオン: Google AI Pro for Education
  • コンシューマー向けプラン: Google AI Pro, Google AI Ultra

※Business Starterなどの一部のプランではご利用いただけませんので、自社の契約内容をあらかじめご確認ください。

まとめ:AIを「使いこなす」フェーズへ

Google Meetの「代わりにメモを取る」機能が登場した当初は、AIが音声を認識してテキスト化し、要約してくれるだけでも驚きをもって迎えられました。
しかしテクノロジーの進化は早く、今や私たちは「AIが出力したものをそのまま受け取る」フェーズから、「AIに対して出力の形式や内容を細かく指示し、自分の業務に最適化させる」フェーズへと移行しつつあります。

今回追加されたセクションのカスタマイズ機能や、高度なステータス管理機能は、まさにAIを「優秀な秘書」として使いこなすための第一歩です。
機能が展開されましたら、ぜひ次回のオンライン会議でこのカスタマイズオプションを試し、あなたのチームにとって最も使いやすい議事録のスタイルを見つけてみてください。