年末調整が簡単にできるみんなが使ってる給与計算ソフトおすすめ5選&年末調整書類が作成できるExcelをまとめました

こんにちは、小松由和(@komaty)です。

 

10月に入りすっかり肌寒くなり、秋めいてきたこの頃。

この時期になってくると、従業員を雇っている人や会社には毎年やってくるイベント、

「年末調整」が刻々と迫ってきます。

 

今回は、

「年末調整を簡単にできるソフトを探している」

「最近耳にするようになったクラウド給与計算ソフトのおすすめを探している」

「お金をかけずにExcelを使って年末調整を済ませたい」

といった方々向けに、

 

  • 年末調整が簡単にできるみんなが使ってるクラウド給与計算ソフトおすすめ5選
  • 年末調整書類が作成できるExcel

をご紹介したいと思います。

 

「年末調整対象の従業員はいないけど、源泉徴収票は作成しないといけない」という方向けに、おすすめの源泉徴収票作成方法をまとめた記事もあるので、ぜひあわせてご覧ください。

平成28年度から源泉徴収票の様式が変更!おすすめの源泉徴収票の作成方法もご紹介!

そもそも年末調整とは?概要を整理しておきましょう。

年末調整とは?

おすすめの給与計算ソフトをご紹介する前に、まずは年末調整の理解を整理しておきたいと思います。

というのも、年末調整の作業や流れを最低限把握できていないと、給与計算ソフトでどの部分が、どの内容が効率化できるのかよくわからず、自分や自分の会社にあったソフトを選ぶのが難しくなってしまうから

ここで、最低限、年末調整についての理解をおさえておきたいと思います。

 

従業員がいる事業所、会社では、毎月の従業員の給与計算で、給与から天引きして源泉所得税を徴収しています。

これを源泉徴収と呼びます。

 

この毎月徴収する源泉徴収税は、給与額から算出するのですが、毎月の給与計算では、従業員それぞれの各控除(扶養控除、保険料控除、住宅ローン控除など)が考慮されていないので、年末に従業員から控除対象の内容を申告してもらい、本来徴収すべき年間の所得税を再計算する必要があります。

再計算した結果、払い過ぎた所得税がある場合は従業員に還付されます。

 

これらの一連の作業を「年末調整」と呼びます。

 

具体的な年末調整の作業と流れ

各企業、雇用主によって時期などは多少差があると思いますが、ざっくりまとめると、以下の流れになります。

<11月〜12月>
・従業員へ控除申告書の配布
・従業員からの控除申告書を集める

<12月>
・控除申告を基に所得税の再計算
・所得税の再計算結果を給与に反映

<12月〜1月>
・源泉徴収票を従業員に配布
・各必要書類(給与支払報告書、法定調書など)を各地区町村、税務署に提出

 

従業員が多くなればなるほど作業は煩雑になりますし、個人的な経験上の感覚としては、従業員が少なくても年に一度しかやらない事務作業のため、1年経つとすっかり手順や流れを忘れてしまって効率がとても悪い状況に陥り、とても大変な作業となります。

 

では、次に、年末調整をする方法はどんなものがあるのか、見ていきましょう。

 

みんなはどのような方法で年末調整しているのか?

給与計算ソフトが約半分、表計算ソフト(Excel)が約2割

※グラフ画像はMM総研webサイトから引用

 

このグラフは、2016年3月に従業員300人未満の中小企業等から集めた、「給与計算業務の方法に何を使っているか?」という質問に対してのアンケート結果です。(4,168社回答結果)

中小企業は給与計算業務の方法に何を使っているか?

  • 給与計算ソフト:44%
  • Excelなどの表計算ソフト:18.6%
  • 税理士にお任せ:15.5%
  • 社労士にお任せ:5.4%
  • 紙で計算など:11.6%
  • その他:5.1%(未回答含む)
紙で計算が1割残っているのがびっくりしますが(苦笑)、まあ、妥当な想定内のアンケート結果です。

 

みんなはどのクラウド給与計算ソフトを使っているのか?

※グラフ画像はMM総研webサイトから引用

 

こちらのグラフも2016年3月に従業員300人未満の中小企業等から集めた、「使用しているクラウド給与計算ソフト」についてのアンケート結果です。(4,168社回答結果)

中小企業が使用しているクラウド給与計算ソフトのランキング

  1. 1位(39.8%) 人事労務freee(旧:給与計算freee)
  2. 2位(17.2%) 給与ワークス
  3. 3位(13.4%) MFクラウド給与
  4. 4位(12.4%) Crew給与計算
  5. 5位(11.8%) フリーウェイ給与計算
給与計算ソフトも大小含め無数のソフトがありますが、

クラウド会計ソフトでも有名な「クラウド会計ソフトfreee」の給与計算ソフト「人事労務freee」が2位を大きく引き離して約4割の利用シェアがあります。

 

年末調整に「クラウド給与計算ソフト」「Excel」を使うメリット

年末調整に「クラウド給与計算ソフト」を使うメリットはたくさん

人事労務freee」からの引用で非常にわかりやすい画像がありました。

従来の年末調整の作業と、クラウド給与計算ソフトを使った年末調整の作業の比較です。

 

「Excel」を使う場合は、上段の従来作業の「給与計算ソフトに手で入力」の部分が「Excelに手で入力」に置き換わるだけです。

先ほど一覧で確認した年末調整の作業の流れにあわせて見ていきましょう。(※人事労務freeeの機能を基準にしています)

 

<11月〜12月>
・従業員へ控除申告書の配布
・従業員からの控除申告書を集める

(Excelの場合)
→従来どおり紙で控除申告書を配布、収集しないといけない。

クラウド給与計算ソフトの場合
→必要情報をクラウドソフト上でアンケートに答えるように入力するだけでOK。修正も簡単にできる。申告書の配布、収集が不要。

 

<12月>
・控除申告を基に所得税の再計算
・所得税の再計算結果を給与に反映

(Excelの場合)
→毎月の給与情報、控除申告書の情報をExcelに手で入力しないといけない。

クラウド給与計算ソフトの場合
→毎月の給与情報、従業員が入力した控除申告情報を基に自動で計算。

 

<12月〜1月>
・源泉徴収票を従業員に配布
・各必要書類(給与支払報告書、法定調書など)を各地区町村、税務署に提出

(Excelの場合)
→Excelを印刷して、各書類を配布、郵送などで提出しないといけない。

クラウド給与計算ソフトの場合
→ワンクリックで各書類作成。郵送の宛先ラベルも一緒に作成可能。

 

従来の作業と比べると差は一目瞭然ですね。

 

クラウド給与計算ソフトであれば、

従来は紙でやりとりしていた内容がwebのクラウドソフト上で代替され、

面倒な計算や紙に記入していた書類作成もソフト上で自動計算、自動作成されます。

 

これらのメリットが、各サービスによって金額差は多少ありますが、月々数千円程度で享受できることを考えると非常にコストパフォーマンスがよいと思います。

1年間でも数万円。経理スタッフを雇ったり、税理士/社労士に外注したりしたら、年間で数万円ではとてもおさまらないですから。

 

年末調整に「Excel」を使うメリットは、お金がかからない

クラウド給与計算ソフトの登場で、年末調整でExcelを活用するメリットは、もうこれしかありません。

インターネットでダウンロードできる無料の年末調整の書類作成用Excelを使えば、お金はかかりません。

かくいう私もクラウド給与計算ソフトが出始める前の数年前までは、年末調整の書類作成用Excelに大変お世話になっていました。

手間と時間はかかってもいいから、クラウド会計ソフトの月々の利用料金を節約する気持ちがあれば、年末調整の書類作成用のExcelは心強い味方です。

 

クラウド給与計算ソフトの後に、おすすめの年末調整用Excelを紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

 

おすすめのクラウド給与計算ソフト5選

インターネットで「給与計算ソフト」と検索すると、たくさんのソフトやサービスが検索結果に出てきます。

名前も聞いたことがない、あまり使っている会社がないようなソフトを使うよりは、今回4000社以上の利用アンケート結果にあるような、

定番の、多くの会社が利用している給与計算ソフトを使う方が間違いなく安心と言えるでしょう。

 

今回の1位〜5位の給与計算ソフトに関しては、

1位の人事労務freee以外の2位〜5位のソフトがシェア10%以内で拮抗していることもありますが、

細かい機能の差はもちろんありますが、料金、基本の機能やサービス内容を比べても、各ソフトそこまで大差はありません。

まずは気になるソフトの無料お試し期間を利用して、実際に使ってみて継続利用を検討してもらえたらと思います。

① 「人事労務freee(フリー)

堂々のクラウド給与計算ソフトシェアNo.1!

会計ソフトの「クラウド会計ソフトfreee」もクラウド会計ソフトの中でシェアNo.1を獲得しています。

豊富な機能はもちろん、セキュリティ面も万全、サポートも手厚い点などが多くの人に選ばれている要因と言えます。
(※2017年8月より、「クラウド給与計算ソフトfreee」から、機能を強化し、新たに「人事労務freee」というサービス名に変更しました。)

給与計算や年末調整、労務管理、マイナンバー管理まで行える人事労務freeeは、まずは30日間無料で、給与計算の効率化をお試し可能です。

人事労務freeeの利用料金

・初期費用:無料

・月額1,980円〜(税抜)(※年額プラン選択の場合)

・30日間無料のお試し期間あり

人事労務freee(フリー)公式サイト

② 「給与ワークス

プロジェクト管理のクラウドサービス、会計管理のクラウドサービスを提供している株式会社スマイルワークスのクラウド給与計算サービスです。

給与ワークスの利用料金

・初期費用:10,000円(税抜)

・月額3,000円〜(税抜)

・2ヶ月無料のお試し期間あり

給与ワークス公式サイト

 

③ 「MFクラウド給与

「MFクラウド給与」も「freee」同様に、クラウド会計ソフト「MFクラウド会計・確定申告」で有名なサービスです。

今回ご紹介したアンケートのランキングでは3位に甘んじていますが、クラウド会計ソフト業界では、「freee」と「MF」の2強が力を持っている構図です。

豊富な機能に充実のサポートが人気です。

従業員1名の場合は、なんと無料ですべての機能が使えるので、複数人従業員がいる場合でも、まずは1名分数ヶ月給与計算を試してみて問題なければ導入ということもできますね。

MFクラウド給与の利用料金

・初期費用:無料

・月額2,500円〜(税抜)

・従業員1名まではなんと無料で使えます!

・30日間無料のお試し期間あり

MFクラウド給与公式サイト

④ 「Crew給与計算

Crew給与計算の利用料金

・初期費用:無料

・月額1,000円〜(税抜)

・1ヶ月無料のお試し期間あり

Crew給与計算公式サイト

 

⑤ 「フリーウェイ給与計算

フリーウェイ給与計算の利用料金

・初期費用:無料

・月額1,980円〜(税抜)

・従業員5名まではなんと無料で使えます!

フリーウェイ給与計算公式サイト

 

おすすめの年末調整の書類作成Excel3選

年末調整用のExcelもインターネットで検索するとたくさん検索結果に出てきますが、

ここでは、税理士事務所のwebサイト、社労士事務所のwebサイトでダウンロード可能な信頼性の高いExcelを厳選しました。

 

① 「小林敬幸税理士事務所のExcel」

神戸の税理士事務所のwebサイト。

ページ中段の(6)給与計算関係の欄にあります。

Excelマクロが使われたシートで、給与明細書から源泉徴収簿、源泉徴収票などがボタン1つで自動計算できます。

「給与・賞与・年末調整自動計算シート(H29年以降版)」
http://kobatax-office.com/download.html

 

② 「社会保険労務士岡経営労務事務所のExcel」

横浜の社会保険労務士事務所のwebサイト。

人事・労務関連のExcel、Word、PDFのダウンロードが可能なページを公開されています。

源泉徴収票以外のデータも便利に活用できそうです。

「源泉徴収票(平成28年分以降用)」
http://www.okakeiei.jp/shosiki.htm

 

③ 「鈴木一弘税理士事務所のExcel」

名古屋の税理士事務所のwebサイト。

Excelのダウンロードページに、年間30万のアクセスがあるとのこと。

「源泉徴収簿・年末調整・源泉徴収票エクセル」
http://startup.nagoya/exelfile/entry-267.html

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

今回ご紹介したクラウド給与計算ソフトも各サービス、無料お試し期間があるので、ぜひ一度無料で実際に使ってみて効果を体感してもらえたらと思います。

 

面倒な確定申告を効率化できるwebサービスまとめ記事もぜひ。

【2017年版(随時更新)】個人事業主にとって大変な確定申告を助けるwebサービスまとめ

 

以上、「年末調整が簡単にできるみんなが使ってるおすすめ給与計算ソフト5選&年末調整書類が作成できるExcelをまとめました」でした!

それではまた!

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