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タイニーハウスの作り方を5種類紹介と価格やメリットを比較してみた【建てる方法いろいろ】

「タイニーハウスを作りたいけど、作り方ってどんな方法があるの?」

「タイニーハウスって自分で作ることもできるの?」

 

今回は、こんな疑問に答えたいと思います。

タイニーハウスって自分で作れるのか?

一般住宅をセルフビルド(自作・DIY)で建てる人はそうそういないですが(もちろん世の中には建てちゃう人もいます)、

タイニーハウスの大きなメリット(魅力的なポイント)の一つに、一般住宅に比べると木材などの材料が少なく、建てるのが簡単な点があります。

建てるのが簡単であるからこそ、工事費用を抑えることができます。

DIYが好きな人であればキットを購入して自分で建てて工事費用を節約することも可能ですし、ノウハウや経験があれば(なくても気合と根性と時間があれば)、キットじゃなくて全部自分で材料から用意してセルフビルドで建てることもできるのがタイニーハウスの魅力でもあります。

 

これからタイニーハウスの5種類の作り方を詳しく紹介していきます。

主に5種類あるタイニーハウスの作り方

タイニーハウスの形や大きさ、デザインは多種多様ですが、

作り方は主に5種類に分かれます。

 

①セルフビルド(自作・DIY)

②キットを購入してセルフビルド

③キットを購入して建築してもらう

④既製品を購入して建築してもらう

⑤注文設計で建築してもらう

 

一軒家の一般住宅の場合は、①の自分で建てる人はほとんどいないですし、②③のキット販売も一般的ではないので、ほとんどが④か⑤の作り方で家を建築しています。

それぞれの作り方について、説明していきましょう。

※価格相場の金額は、土地取得や水電気などインフラ工事は除いた建築部分にかかる費用です。あわせて、筆者個人の見解によるものですのでご了承ください。

①セルフビルド(自作・DIY)

設計から材料の調達、建築工事までをすべて自分でやる作り方です。

どんな形、デザインのタイニーハウスにするのか、木材は何を使うのか、屋根はどうするのか、といったタイニーハウスの設計から、各材料をネット通販やホームセンターで調達して、工具を使ってセルフビルドで建てていきます。

セルフビルドといっても、建て方(工法)も様々ですし、使う材料も人によって様々です。

タイニーハウスのセルフビルドで人気の建てやすいツーバー材(例:2×4材)を使って、数日でタイニーハウスを建ててしまう人もいれば、

ログハウス構法でセルフビルドする人もいたり、伝統的な軸組み構法で数ヶ月かけてセルフビルドでタイニーハウスを建てる人もいます。

<価格相場>
タイニーハウス関連の書籍に掲載されているセルフビルドで作ったタイニーハウスの実績を見ていると、50万円前後(10万円〜100万円)といった価格レンジで建てている人が多いです。

<主なメリット>
・自分の思い通りに作れる
・コストが最安(基本的には材料費のみ)

<主なデメリット>
・設計や建築工事などの専門知識や経験が必要(なくても勉強したり調べながら作ってしまった人もたくさんいます)
・自分で全部やるので手間と時間がかかる
・手間取ってしまうとキットや既製品よりもコストがかかってしまうこともある

②キットを購入してセルフビルド

タイニーハウスのキット販売をしているメーカーも多数あります。

タイニーハウスのキットをまとめた記事もあわせてご覧ください。

自作DIYキットなら100万円以下でタイニーハウス・ログハウスが建てれる!日本で販売中の低価格セルフビルド、小屋キットまとめ

キット販売とは、セルフビルドで建てやすいように木材がすでにカットされていたり、建て方の説明書やマニュアル、サポートがついていて、購入したキットと、最低限の工具(インパクトドライバーなど)があればタイニーハウス が建てれてしまうといった商品です。

プラモデルがイメージに近いですね。パーツを購入して説明書どおりに組み立てるといった流れは一緒です。

タイニーハウスの形やデザインは限定されるものの、セルフビルドで建てる分、100万円以下でタイニーハウスを作れてしまう点が魅力的です。

<価格相場>
タイニーハウスのキット販売は、メーカー、大きさ、デザインなどによって金額変動してきますが、おおよそ30万〜100万円の価格相場です。
メーカーによりけりですが、キット販売の費用割合は、キット材料費50%、メーカー利益50%、というケースが多いそうです。
例えば、100万円のキットであれば、材料費は50万円ほどといった具合です。

<主なメリット>
・セルフビルドのためコストが安い(基本的にはキットの購入代のみ)
・設計や材料調達加工の手間がかからない
・説明書があるので専門知識や経験がなくてもセルフビルドしやすい

<主なデメリット>
・キットのため、形やデザインが決まっている
・セルフビルドの手間と時間がかかる
・セルフビルド初心者の場合、完成具合に問題があるかも

③キットを購入して建築してもらう

②の作り方では、購入したキットをセルフビルドで建築しますが、③の作り方では、購入したキットをプロに建築してもらうパターンです。

100万円以下で買えるタイニーハウスのキットをまとめた記事で紹介しているキット販売しているメーカーのほとんどが、キット+追加料金で建築までやってくれます。(次に紹介する④の作り方に近いです)

この作り方でコストを安く抑えたい場合は、購入したキットを知り合いの大工さんに建ててもらう、リーズナブルに建ててくれる個人事業主系の大工さんを探して依頼する、といった方法でしょうか。

コストを抑えつつ、「セルフビルドだと時間がかかるので短縮したい」「セルフビルドだとちゃんと建築できるか心配だからプロにやってもらいたい」といった人には最適な方法です。

<価格相場>
こちらもメーカー、大きさ、デザイン、地域などによって金額変動してきます。
キット代金(おおよそ30万〜100万円)+建築工事代金
となるので、キット代金の1.5倍〜2倍程度のイメージでしょうか。

<主なメリット>
・キット購入のため既製品や注文設計よりもコストが安いことが多い
・セルフビルドの手間がかからない
・プロに建築してもらえるので安心

<主なデメリット>
・セルフビルドよりもコストが高い
・キットのため、形やデザインが決まっている
・キット販売メーカー以外に建築を依頼する場合は調整などの手間がかかる

④完成品を購入して建築してもらう

この作り方は一軒家の一般住宅で例えると、ハウスメーカーなどの既製品(すでにデザインや形が決まっていて多少カスタマイズできる)のようなパターンの作り方です。

以下の低価格のタイニーハウスまとめ記事で紹介している「無印良品の小屋」「スノーピークの住箱」などがこの作り方ですね。

低価格のタイニーハウス・モバイルハウスまとめ11選!無印良品スノーピークの小屋も注目!

土地があって、注文すれば、建てるところまですべてやってくれるので、安心安全、楽チン。

デザイン性も高いタイニーハウスが建てれます。

ただし価格は当然高めです。

<価格相場>
こちらもメーカー、大きさ、デザインなどによって金額変動してきますが、おおよそ150万円〜400万円といった価格レンジのタイニーハウスが多いです。

<主なメリット>
・手間がかからない
・プロに建築してもらえるので安心
・デザイン性に優れたタイニーハウスも多い

<主なデメリット>
・コストが高い
・既製品のため、形やデザインが決まっている(多少のカスタマイズはできたりする)

⑤注文設計で建築してもらう

自分の思い描くタイニーハウスを形にしたい人向けの作り方です。

当然、コストは今まで紹介してきた中で一番高くなります。

キット、既製品を販売しているメーカーや会社に依頼することもできるでしょうし、一軒家の注文設計と同じく、建築士に設計を依頼するパターンもあります。

<価格相場>
この作り方は作りたい内容によって様々なため、100万円〜1,000万円(上限なし)といったイメージでしょうか。

<主なメリット>
・思い通りの形やデザインで作れる(予算があれば)
・手間がかからない
・プロに建築してもらえるので安心

<主なデメリット>
・コストが高い(こだわりが多ければ多いほど)
・オリジナルな内容のため、設計、建築など全般的に時間がかかる

おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

あなたにとって、最適なタイニーハウスの作り方は見つかったでしょうか?

 

工夫次第では、紹介した5種類の作り方をアレンジすることもできます。

例えば、①の完全セルフビルドの方法で、友達をたくさん集めてみんなでセルフビルドすれば、短期間で時間をかけずに建築してしまうことも可能です。

他にも、建築士に設計を依頼して思い通りのタイニーハウスの設計図を手に入れて、その設計図を基にセルフビルドで建築する、なんてパターンも考えられます。

 

今回の情報が参考になれば幸いです。

 

タイニーハウス を所有した際に必要な費用(初期費用、ランニングコスト)についてまとめた記事です。

タイニーハウスを所有するメリット・初期費用・維持管理に必要なランニングコストについて

 

タイニーハウス が欲しくなった人におすすめの記事2つ。

【2019年版】低価格のタイニーハウス・モバイルハウスまとめ12選。無印良品スノーピークの小屋も注目!

【2019年版】自作DIYキットなら100万円以下でタイニーハウス・ログハウスが建てれる!日本で販売中の低価格セルフビルド、小屋キットまとめ

 

移動ができるタイニーハウスの「モバイルハウス」は独自のメリットがあります。

モバイルハウスとは?種類、価格目安、メリット、デメリットについてのまとめ。

 

以上、「【建てる方法いろいろ】タイニーハウスの作り方を5種類紹介と価格やメリットを比較してみた」でした。

それではまた。