アプリやWebサイトを作成するためには、必要なコードを書くプログラミングが必要なのが一般的でしたが、現在はプログラミングの知識がない人でも簡単にアプリやWebサイトが作れる「ノーコード(NoCode)」サービスが登場しています。
最近では、GoogleやMicrosoftといった大企業もノーコードサービスのスタートアップを買収するなど積極的に参入してきている分野です。
一般の人でもアプリやWebサイトを作れるノーコード(NoCode)サービスというのはどのようなものなのでしょうか。
今回は、代表的なノーコード(NoCode)サービスを一覧で紹介します。
ノーコード(NoCode)サービスは、プログラミング不要で、ウェブサイト、ウェブアプリ、などを作れることもあって、月額数千円程度の利用料金がかかるサービスが一般的です。
無料プランや、有料プランを期間限定で無料お試しできるサービスも多いので、もし気になるサービスがあれば、各公式サイトをチェックしてもらえればと思います。
ノーコード(NoCode)の基本解説は別記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。
【知らなきゃ損する⁉】ノーコードとは?これで誰でもアプリが作れる!
【比較一覧表】ノーコード(NoCode)サービス20選
サービス名(公式サイト) | ジャンル | 参考価格 |
Webflow(https://webflow.com/) | ウェブサイト作成 | 月額12ドル(サイトプラン・ベーシック) |
Wix(https://ja.wix.com/) | ウェブサイト作成 | 月額1,300円(アドバンスプラン) |
STUDIO(https://studio.design/ja) | ウェブサイト作成 | 月額980円(BASICプラン) |
Sheet2Site(https://www.sheet2site.com/) | ウェブサイト作成 | 月額79ドル(STARTUPプラン) |
Shopify(https://www.shopify.jp/) | ネットショップ作成 | 月額29ドル(ベーシックプラン) |
Arcadier(https://www.arcadier.com/) | マーケットプレイス作成 | 月額68ドル(ベーシックプラン) |
stripe(https://stripe.com/jp) | 決済 | 決済の3.6%(組み込みプラン) |
Bubble(https://bubble.io/) | ウェブアプリ開発 | 月額25ドル(Personalプラン) |
Adalo(https://www.adalo.com/) | ウェブアプリ開発 | 月額50ドル(プロプラン) |
Thunkable(https://thunkable.com/) | ウェブアプリ開発 | 月額21ドル(プロプラン) |
Microsoft Power Apps(https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/) | ウェブアプリ開発 | 月額1,090円(単一アプリの実行) |
Google Cloud AppSheet(https://www.appsheet.com/) | ウェブアプリ開発 | 月額5ドル(プレミアムプラン) |
Yappli(https://yapp.li/) | ウェブアプリ開発 | 要問合せ |
Appify(https://appify.jp/) | ウェブアプリ開発 | 月額4,980円 |
Monaca(https://ja.monaca.io/) | ウェブアプリ開発 | 月額2,000円(プロプラン) |
Joint Apps(https://www.jointapps.net/) | ウェブアプリ開発 | 要問合せ |
Zapier(https://zapier.com/) | ワークフロー自動化 | 月額19.99ドル(スタータープラン) |
Airtable(https://airtable.com/) | スプレッドシート型アプリ開発 | 月額10ドル(プラスプラン) |
Glide(https://www.glideapps.com/) | スプレッドシート型アプリ開発 | 月額19ドル(プロアプリ) |
Notion(https://www.notion.so/) | 管理ツール | 月額4ドル(パーソナルプロ) |
ノーコード(NoCode)【ウェブサイト作成】4選
1・Webflow
Webflowはコードを書かずに直感的なウェブサイト作成ができるサービスです。
テンプレートが用意されているので誰でも簡単に作成ができ、デフォルトのまま作成してもおしゃれなサイトができるので、初心者にもおすすめです。
CSSに近い感覚で操作できるので、CSSの知識がある人だと尚良さそうです。
プランはサイトプランとアカウントプランの2つに分けられ、その中でさらにグレードによって料金が分かれています。
アカウントプランのスターターであれば無料で使えますが、サイトプランは月額12ドルからで、CMSが必要な場合は16ドルのCMSプランになります。
Webflow公式サイト:https://webflow.com/
Webflow解説記事:【Webflow基本解説】HTML・CSSの知識不要で簡単にプロ並みのウェブサイトが作成できる?!【ノーコードサービスの大本命】
2・Wix
Wixは初心者からWebデザイナーまで幅広い層に対応したウェブサイト作成サービスです。
ブログの開設からロゴの作成、独自ドメインの取得など、ウェブサイトに必要なさまざまな機能が揃っています。
ドラッグ&ドロップで簡単に作成できるのはもちろん、コーディングで機能を拡張することもできるので、初心者はドラッグ&ドロップで手軽に、スキルのある人は必要な部分でコーディングを行うことでさらにレベルの高いサイトを作ることができます。
最安プランは月額500円のドメイン接続プランで、一番人気は1,300円のアドバンスプランです。
他にも個人向けのベーシックプラン(900円)などがあります。
Wix公式サイト:https://ja.wix.com/
3・STUDIO
STUDIOはデザインしたものがコーディングなしでウェブサイトにできるサービスです。
レイアウトやアニメーションの設定が簡単にでき、デザイン性の高いウェブサイトが作成できます。
STUDIOの特徴は共同編集ができる点にあります。
チームでのコンテンツ作成やレビューができ、編集履歴も表示できるので、チームがわざわざ集まったり、他のツールで作業やコミュニケーションを行う必要がありません。
無料のFREEプランは期間の制限がなく、アニメーションやCMSの使用も可能です。
BASICプランだと独自ドメインの接続や外部Appsとの連携が可能になるので、より機能の幅が広がります。
STUDIO公式サイト:https://studio.design/ja
4・Sheet2Site
Sheet2SiteはGoogleスプレッドシートを使ってウェブサイトを作成できるノーコードサービスです。
シンプルなレイアウトでわかりやすいので、初心者でも簡単にページの作成や書き換えが可能です。
リンク集などはGoogleスプレッドシートだと簡単に作れるので、ノーコードサービスを試してみたいという方におすすめです。
無料プランはありませんが、30日間の返金保証があるので安心です。
Sheet2Site公式サイト:https://www.sheet2site.com/
Sheet2Site解説記事:【Sheet2Site基本解説】スプレッドシートからウェブサイトが作成できる!【ノーコード初心者におすすめサービス】
ノーコード(NoCode)【ネットショップ作成】1選
5・Shopify
Shopifyはコードを書かなくてもオリジナルのネットショップが作れるサービスです。
テンプレートを利用して簡単にページを作れるのはもちろん、在庫管理や発送、決済などECサイトに必要なほとんどの機能を揃えています。
ベーシックプランでも十分な機能があるので、個人や小規模なショップであればベーシックプランで問題ないでしょう。
Shopify公式サイト:https://www.shopify.jp/
Shopify解説記事:【Shopifyとは?徹底解説】ECサイトを手軽につくれる注目の日本上陸サービス!大手企業の事例など紹介。
ノーコード(NoCode)【マーケットプレイス作成】1選
6・Arcadier
Arcadierは商品の売買やレンタル、サービスの提供などさまざまなタイプのマーケットプレイスを作成できるサービスです。
FacebookやGoogleアカウントでサインインできるので気軽に使うことができ、販売者や購入者を承認制にするプライベートマーケットプレイスにすることも可能です。
決済方法は最初から使えるPayPalなどもありますが、それ以外の決済方法を使用することも可能です。
ベーシックプランは月額68ドルで使用できますが、月あたりの取引件数が500件までなので、本格的に運用するのであれば170ドルのプランにする必要があるかもしれません。
Arcadier公式サイト:https://www.arcadier.com/
ノーコード(NoCode)【決済】1選
7・stripe
stripeはインターネットビジネスのためのソフトウェアプラットフォームです。
導入が簡単で書類やメールのやり取りが必要なく、すぐに簡単に使えるというメリットがあります。
また手数料が安く、決済ごとに3.6%の手数料を引かれる以外は特に支払いは発生しません。
stripe公式サイト:https://stripe.com/jp/
ノーコード(NoCode)【ウェブアプリ開発】9選
8・Bubble(.bubble)
Bubble(.bubble)はプログラミングを行わずにウェブアプリを作れるノーコードサービスです。
フロントエンド、バックエンド、データベースのすべてがノーコードで開発でき、HTMLやCSSの知識が一切なくても、自分の好きなようにアプリを作成することができます。
個別のサポートが必要なければ無料でも使えるので、自分で使うためのアプリを作成したいという人におすすめです。
Bubble公式サイト:https://bubble.io/
Bubble解説記事:【Bubble基本解説】プログラミング不要でwebアプリを開発できる!【ノーコード初心者におすすめサービス】
9・Adalo
Adaloはスライドを作成するのと同じくらい簡単にアプリを作れるサービスです。
ネイティブアプリはもちろん、デスクトップ用のウェブアプリも作成できます。
用意されているテンプレートのテキストや画像を差し替えるだけで作成できるため、より簡単により早くアプリを作成できるのが特徴です。
Adalo公式サイト:https://www.adalo.com/
Adalo解説記事:【Adalo基本解説】テンプレートを使って簡単に本格アプリが作れる!【ノーコード初心者におすすめサービス】
10・Thunkable
Thunkableはモバイルアプリに特化したノーコードアプリ作成ツールです。
AndroidとiOsの両方に対応していて、ディープラーニングに基づく画像認識機能などの人工知能を活用した機能を搭載しています。
Youtubeのチュートリアルや質問などができるコミュニティがあるため、何をどうしたらいいかわからないという人でも始めやすいのが特徴です。
Thunkable公式サイト:https://thunkable.com/
11・Microsoft Power Apps
Microsoft Power AppsはMicrosoftが提供するアプリ作成サービスです。
有料のサービスではありますが、Office 365 Business PremiumやDynamics 365 for Sales,Enterprise editionなどを契約しているユーザーは、サービス内容に含まれているため無償で利用できます。
ボタンやリストボックスなど、用意されているパーツを配置したりExcelのような数式を入力するだけでアプリが作成できるので、プログラミングはできないけどOfficeを普段から使っているという人であれば容易にアプリの作成が可能です。
Microsoft Power Apps公式サイト:https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/
12・Google Cloud AppSheet
Google Cloud AppSheetは、Google Cloudのサービスの一つで、コードなしでアプリを作成できるプラットフォームです。
GoogleドライブやOffice365、Dropbosなどのサービスに接続でき、さまざまなデータリソースを利用可能です。
リアルタイムでのUIのプレビューが可能なので、作成しながらどんどん改良を行うことができます。
Google Cloud AppSheet公式サイト:https://www.appsheet.com/
13・Yappli
Yappliはノーコードで簡単にアプリの作成ができるツールです。
アプリの作成はもちろん、プッシュ通知やデータ分析、更新などの運用も簡単にできます。
サポートもしっかりしているので、自社アプリの作成におすすめです。
Yappli公式サイト:https://yapp.li/
14・Appify
AppifyはBASEショップのアプリを開発できるサービスです。
個人ECサイトを簡単に作れるのはもちろん、既存顧客にアプリを利用してもらうことでリピートを見込めたり、ニュースやクーポンの配信をプッシュ通知で知らせたりと、売上に繋がるアクションが起こしやすくなります。
BASEをメインに使用している個人オーナーにおすすめのサービスです。
Appify公式サイト:https://appify.jp/
15・Monaca
MonacaはiOSでもAdroidでもウェブでも使えるハイブリットアプリを開発できるサービスです。
公式ページで開発サンプルや開発手順の説明、チュートリアルなどが用意されているので、初心者でもまずは何かアプリを作ってみようとチャレンジしやすい環境が用意されています。
個人での利用や非商用利用の場合はフリープランでもOKなので、アプリ開発の練習にもぴったりです。
Monaca公式サイト:https://ja.monaca.io/
16・Joint Apps
Joint Appsはブロックをつなげてパズルのように組み合わせることでオリジナルアプリを作れるサービスです。
必要な要素を考えたり、要件を定義したりというプログラミングの基本が学べるので、プログラミングの導入として、子どもの学習として使うこともできます。
タブレット一台あれば作成でき、アプリ本体は無料なので、手軽に始めることができます。
Joint Apps公式サイト:https://www.jointapps.net/
ノーコード(NoCode)【ワークフロー自動化】1選
17・Zapier
Zapierはウェブアプリケーションを組み合わせてワークフローを自動化できるサービスです。
1500種類以上のアプリケーションが用意されていて、それを自分の好きなように組み合わせることができるので、業務の効率化に役立ちます。
個々のアプリケーションをプログラムする必要がないので、誰でも簡単にスピーディーなワークフロー自動化が可能です。
Zapier公式サイト:https://zapier.com/
ノーコード(NoCode)【スプレッドシート型アプリ開発】2選
18・Airtable
Airtableはクラウド型のデータベースサービスです。
Googleスプレッドシートのような操作感で簡単にデータベースを作成でき、モバイルアプリ、デスクトップアプリも標準で用意されているので、どこでもデータベースの編集が可能になります。
チームや社内向けのデータベースを構築して、モバイルアプリで入力や編集といった使い方もできますし、
さまざまなアプリとの統合も可能で、手軽なのに便利で使いやすいアプリです。
Airtable公式サイト:https://airtable.com/
Airtable解説記事:【Airtable基本解説】スプレッドシートからデータベースを簡単構築できる!【ノーコード初心者におすすめサービス】
19・Glide
GlideはGoogleスプレッドシートをデータベースのように扱いウェブアプリ開発をすることができるサービスです。
エンジニアでない人でも使いやすく、目的に合わせたテンプレートが用意されているので、プログラミングの勉強をしなくてもすぐに使うことができます。
またテンプレートでどのようにデータ設計が行われているのかを確認することができるので、アプリプログラミングを学びたい場合にも役立ちます。
Glide公式サイト:https://www.glideapps.com/
Glide解説記事:【Glide基本解説】スプレッドシートからアプリを簡単作成できる!【ノーコード初心者におすすめサービス】
ノーコード(NoCode)【管理ツール】1選
20・Notion
Notionはさまざまな情報の管理ができるツールです。
ToDoリストやプロジェクト管理、チームwikiなどさまざまなコンテンツが作成でき、それをオンラインで共有したり、複数人での編集を行ったりすることができます。
基本無料でさまざまなことができる万能なツールです。
Notion公式サイト:https://www.notion.so/
ノーコードサービスをうまく使いこなそう
ノーコードサービスにも色々なものがありますが、共通しているのがプログラミング言語がわからなくてもいい、簡単でスピーディーに作業が行えるということです。
自分に必要なツールを選んで、オリジナルのツールを作成してみてはいかがでしょうか。
ノーコード(NoCode)の基本解説は別記事にまとめていますので、合わせてご覧ください。
【知らなきゃ損する⁉】ノーコードとは?これで誰でもアプリが作れる!
以上、「【比較一覧まとめ】今話題のノーコード(NoCode)サービス20選」でした。