自己啓発本がなくならない理由
私は今まで自己啓発本、ビジネス書をたくさん読んできました。
社会人になってから、書籍を購入するお金は消費ではなく、未来の自分への投資と考えて欲しいと思ったら躊躇せずに買うようになり、多い時で月に10冊ほどを毎月のように読むような生活を続けていました。
それでも、今でも読書に対してはまったく無駄なお金、時間を使ったとは思いませんし、読書があったからこそ、今の自分があると言えるほど読書は重要だと思っています。
読書をすれば全員成功するのか?
そんなことはありません。みんな読書はするけれど、成功を目指して変わらない人がほとんどです。
巷にはなんで毎週毎週たくさんの自己啓発本、ビジネス書、をはじめとして新刊が溢れているのか?
たくさんの自己啓発本、ビジネス書を読んでいると、まず、1つのことに気づきます。
「あれ?この成功法則、前読んだ本にも書いてあったな。」なんてことが多くなり、
基本的な成功法則は昔から変わらない、ということに気づきます。
人間の長い歴史において、何をすれば成功できるのか、ということはすでに幾多の成功者が書籍に記して残してくれています。
それでも、世の中には毎週のようにどうすれば成功できるのか、について書いた自己啓発本、ビジネス書、が溢れ、読んだ人に夢と希望を与え続けています。
しかし、それらを読んだほとんどの人が成功していくことはありません。
本を読んだ直後は興奮して自分もやるぞ!と意気込み、成功への道を歩み始めたように思いますが、それが長続きすることはありません。
それはなぜでしょうか?
答えは、「行動しないから」です。
世の中にダイエット本が溢れ、本を買えど痩せることなく、方法を変えれば効果があるかもと、また違う本を買っては・・の繰り返し。
本当に効果的なダイエット方法が書いてあれば、本を買った人はみんな痩せるはずです。痩せてる人が多くなればダイエット本が新しく発売しても売れる数は少なくなるはずですが、どんどん新刊が出るのはあいかわらずみんな痩せずに新しいダイエット本に手を伸ばすから。
もちろんダイエット本に書いてある内容を実践して痩せる人もいます。
実践する人が、本に書いてある方法、教えを継続して行動できる人が圧倒的に少ないということが明らかです。
本を読んだ後に、何もせず、実行しないから。
実行しないから経験にならず毎日の生活に流されて結局何も変わらないのです。
間違っててもいいから行動することがたいせつ。
もし、あなたが何か行動するのであれば、仮に効率が悪かったとしても、方法を少し間違えてたとしても、それは昨日の自分から変わる「はじめの一歩」です。
以前書いた記事でも書きましたが、
「思ったようにうまくいかない状況を変えたければ、今までのやり方を変えなければいけない」
今までと変わりたい、うまくいかない状況を変えたい、のであれば、間違っててもいいから、昨日までの自分がしていなかったことを、
「行動する」「実行する」
ことが必要です。
むしろ、
読書や勉強、調査などのインプットと行動することを比べたら、
重要なことは断然「行動すること」です。
どれだけインプットしても、行動しなかったらいつまで経っても成功することはありません。
しかし、逆の、まったくインプットしなくても行動すれば成功する確率は0%ではありません。
もちろん、しっかりインプットした上で行動することが成功確率をあげることになりますが。
本に書いてあること、誰かに教えてもらったこと、だとしても、実際に行動してやってみたら想像と違った!なんてことは日常茶飯事です。
行動して、失敗や課題が見つかって、解決策を考えてまた行動する、を繰り返すことで成功に近づいていくことができます。
私の周りでも、どんどん自分の夢や目標に近づいている人、変わりたいと思って変わり始めている人、その人たちの共通点は「行動していること」。
その行動とは、読書、学校や講習会、セミナーといったインプットのための行動ではなく(インプットも大事なことはありますが)、実践するアウトプットの行動です。
webデザインの勉強をしているならば、学校や書籍で学んだwebサイトの作り方を、自分で実践して1つwebサイトを作ってみる。
自分のカフェを将来開業したいなら、まだお金は貯まっていなくて店舗を借りて開業が難しいなら、1日レンタルスペースを借りて、ワンデーカフェをオープンしてみる。友達を自宅に招いて料理をふるまってみる、ということから始めてもいいと思います。
重要なことは小さくてもいいから、行動することが大切です。